トイレトレーニング

トイレトレーニングを開始するタイミングの目安

トイレトレーニングは、1歳6か月から2歳の間に開始できます。

遅らせることもできますが、あまりに遅いと、おむつですることに慣れてしまって、新しいことになかなか変われないこともあるようです。

 

トイレトレーニングは時間がかかり、我慢も必要です。

 

トイレトレーニング開始の目安となるお子さんの行動

 

○親の行動をまねするようになった。

○ものを決められた場所に置く。

○「いや」といったりして、自己主張がみられるようになった(自分で自分のことをやろうとしている)。

○おむつにする前に「おしっこする」や「うんちをする」と教えるようになった。

○おまるまで歩き、おまるにすわる。

 

お子さんが以上の行動をするようになったら、トイレトレーニングを開始する準備ができている可能性があります。

準備ができていないときは、あせらないで下さい。

 

トイレトレーニングのやり方

以下は、一例です。こうでなければならないということではありません。

 

○お子さんのやる気に合わせることと、トイレトレーニングに興味を持つようにすることが大切です。

 無理強いしてもうまくいきません。

 

○最初は、おまるや子ども用の便座に慣れてもらうようにします。

 嫌がらない程度に、坐ってもらいます。

 初日から数日間は服を着たままでもよいです。

 次に服を脱いで坐るようにします。

 本を読んだり、歌を歌ったりするなど、気を散らしてもよいです。

 お子さんの気が楽になります。

 お子さんによっては、おまるをどこか決まった場所に置くことを気に入ることもあります。

 部屋の隅などいつもうんちをする場所などです。

 

○汚れたオムツから便をとって、おまるに置いて、おまるが何のために使われるかお子さんに教えます。

 

○お子さんによっては、自分の便座よりも「大人用の」トイレを好むこともあります。

 こうした場合、便器の上に、子ども用の便座をおいて、できれば足置き台も使ってください。

 足置き台があると、足がブラブラしなくなり、自分の足でうまく踏ん張れるようになります。

 通販で販売されています・・。

 

シールを表に貼るなど、小さなご褒美で、たくさん褒めて励ましてください。

 

○周りからプレッシャーを与えないでください。お子さんの自発性にまかせることが大切です。

 

○保育園への入園、弟や妹ができた、引っ越した直後、病気のときなどお子さんの生活に変化があったときはトイレトレーニングを始めない方がよいでしょう。

こうした場合、排便パターンが赤ちゃん返りするのはよくあることです。

 

○トイレトレーニングがうまくいくには個人差があります。

多くのお子さんは3歳から3歳半までの間でうまくいくようになります。

最近はトイレトレーニングの開始が遅く、もっと遅くなっていることが多い印象です。

お子さんによってはさらに長くかかるようこともありますが、最終的にはうまくいくようになります。

 

便秘のときは、トイレトレーニングはどうするか?

お子さんの排便回数が少なくなり、硬くなって、うんちを痛がる場合は、トイレトレーニングは無理しないようにして下さい。

便秘が治まるまで、トイレトレーニングの再開はしない方がよいでしょう。

 

お子さんは、トイレトレーニングが嫌になったり、感情ストレス(集団生活など家と違う環境では緊張してしまうことがあります)などのさまざまな理由で、うんちをしなくなってしまうことがあります。

 

とくに、トイレトレーニングが嫌になって便秘になっている場合は、やる気になるまで待つ必要があります。

何でもそうですが、よい習慣をつけるには地道に続ける必要があります。